ゴッホの体感型デジタル劇場イベント「ファン・ゴッホ ~僕には世界がこう見える~」が現在、角川武蔵野ミュージアム(所沢市東所沢和田3)1階グランドギャラリーで開催されている。
会場の壁と床360度に投影された映像と音楽でゴッホが見た世界を追体験しながら、情熱的な画家の人生を辿る体感型デジタルアート展となっている。
ゴッホは「ひまわり」をはじめ、「黄色い家」「アルルの寝室」「糸杉」「自画像」など、有名作品が多くある西洋画家。作品は生前には評価されなかったが、死後に注目され絵画の歴史を大きく変えたとされる。
見どころの一つは、「全身でゴッホを浴びる」体験ができる点。映像と音楽に包み込まれた空間に身を委ね、力強い筆致や大胆な色彩を再現した映像が、温かい色味から陰鬱(いんうつ)な色合いに変化していく様子を楽しめるようにする。自由に歩き回ったり、立ち止まったり、時にハンモックに揺られながら鑑賞に浸れるのも特徴。
開館時間は10時~18時(金曜・土曜は21時まで)。第1・第3・第5火曜休館。11月27日まで。