所沢の手打ちそば店「YAHEI（やへい）」（所沢市東町）が4月15日で7周年を迎える。

店内の様子

　国産のそばの実や野菜を使い、手打ちそばを提供する同店。席数は、テーブル席16席とカウンター5席。メニューは、そば＝約20種類、一品料理＝30種類ほど。アルコールはビールや日本酒、焼酎、ワインなどを取りそろえる。もともと和食好きだった店主の高須公久さんが新宿のそば店で11年働いた経験を元に自分の店を持ちたいと思ったのがきっかけで始めたという。

　そば粉の元となるそばの実は店主自ら農家を回り、味や品質にこだわって選んだものを仕入れているという。農家から製粉会社を通してそばの実を仕入れ、店内の臼で翌日提供する分だけをひく。臼は二八そば用の電動臼と十割そば用に提供する手引き臼の2つがあり、それぞれ使い分けている。そばを打つ際や、だしに使う水は東村山にある豊島屋酒造で使われている仕込み水を使っている。

　人気メニューは季節に応じて3種の野菜を取り入れた「季節野菜の天ざるそば」（1,600円）。フキノトウや新タマネギのかき揚げ、スナップエンドウ、菜の花など市場で買い付けた旬の食材を天ぷらにして、そばと共に提供する。

　4月～6月は期間限定メニューとして、「桜海老（えび）天鬼おろしそば」「納豆そば」（以上1,200円）を提供している。「暖かい季節になってきたので、さらっと食べられる冷たいそばを提供したい」という。

　高須さんは「食材にこだわり、おいしい料理を出すのはもちろんのこと、来てもらったお客さまが気持ちよく思ってもらえる店作りをしながら、今後も頑張っていきたい」と話す。

　7周年を記念して、4月13日～15日の3日間はそば注文客に、かもロース煮とそば粉100％で作ったそばパン、揚げそばチップにレバームースを添えて提供する。

営業時間は、11時～15時、17時～22時（日曜は21時まで）。月曜定休（祝日の場合は火曜が休み）。