西武所沢店（所沢市日吉町）1階にあるビアスタンド「ビール工房所沢」が4月9日、静岡市用宗（もちむね）漁港のクラフトビール醸造所「WCB」の「ボーリン」と「ネオンピルス」の提供を数量限定で始めた。

店の様子

　クラフトビールや日本酒、ワインをはじめとした酒類を提供する同店。経営するSAKE-YA JAPAN（東京都中野区）は現在、高円寺や新宿などで11店舗を展開しているが、埼玉県は所沢店のみ。

　「常に目新しいものを入荷し、売り切れたら次の商品に切り替えるスタイルで、商品を切らさないように心がけている」と店長の安部博紀さんは話す。今回のボーリンについては、「リンゴを思わせるアロマと、はっさくやレモンのようなかんきつ感のあるフレーバー。ペッパーのようなスパイス感とべっこうあめを連想させる甘みがほのかに残るのが特徴」だという。ネオンピルスは、「刺激の少ない爽やかな苦みが特徴のノーブルホップを使った、軽すぎないバランスの取れたビール。レモングラスやミントの味わいの中にかすかにかんきつも感じられる」という。「なかなか他の店では取り扱いのないビールなので、商品が並ぶうちにぜひ味わってほしい」と呼びかける。

　店前で販売している缶・瓶ビールとは別に、ビール工房では店内でビールを醸造しており、出来たての自家製ビールを提供している。店舗によって異なるビールを提供しており、所沢店では狭山茶を使ったビールを提供している。

　「本日のビール」は7種類を用意し、ハーフ（250ミリリットル）、レギュラー（400ミリリットル）、メガ（600ミリリットル）の3種類で提供。ポテトフライ（649円）、フィッシュ＆チップス（1,078円）など10品ほどのフードメニューも用意する。

　安部さんは「店内で醸造しているビールには味わい・香り・色があって、その一つ一つに個性がある。その個性を楽しむ体験をしてほしい。他では飲めないビールを取りそろえているので、ビールの多様性も感じてほしい」と話す。

「ボーリン」「ネオンピルス」は1,020円。営業時間は10時～22時。