「第13回野老澤行灯廊火」が7月15日、所澤神明社境内(所沢市宮本町1)で開催される。今年は所澤神明社を中心に、秋田家住宅、銀座中央広場、元町コミュニティ広場、トコトコスクエアの4会場で、さまざまな企画を用意する。
所澤神明社では約200個の地口あんどんを境内いっぱいに並べ、風情ある夜を演出する。
秋田家住宅は、所沢の織物産業の発展を支えた綿糸商で当時の屋敷構えがそのまま残る建物。普段見ることができない国登録有形文化財を特別に一般公開する。売店では、所沢市まちづくり観光協会と、所沢織物をイメージした作品を制作販売する「tokori(トコリ)」が出店。秋田家住宅は16時まで、トコリは20時まで。
銀座中央広場ではスティールパンやアコースティックギターの演奏会、キッチンカーの出店がある。広場奥では地口あんどんや手作り明かりも展示する予定。
メイン会場となる元町コミュニティ広場では「とこまちこども縁日」を実施。ヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、輪投げ、ミニミニカーリング、ストラックビンゴに加え、まちなか周遊型イベント「あんどんウオークラリー」も開催。焼きそば、かき氷、焼き団子などを販売する飲食ブースも並ぶほか、クラーク記念国際高校所沢キャンパスの生徒によるスマートボールも登場。今年はジャズバンドにベリーダンス、キッズダンス、こどもよさこいの音楽ステージも再開する。
併せて、市内に避難しているウクライナ人が手作り品を販売する「ウクライナ応援テント」も設ける。「ウクライナの人と市職員の合同テントでは参加費300円で、先着200人に思い思いの絵を描いた紙を貼って作る『ミニミニあんどん作り』も用意する。
トコトコスクエア前では地元アーティストが出演する「とこまちliveステージ」を実施。5組のアーティストが30分ずつステージを務める。
とことこまちづくり実行委員長の田畑大介さんは「ここ数年のコロナ禍の影響で、夏の夜祭りを知らない子どもが多いと聞いた。楽しい子ども縁日や手作りあんどんなど、家族そろって出かけてもらい、風情ある明かりの下、すてきな夏の思い出を作ってほしい」と呼びかける。
開催時間は15時~20時。