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西所沢の「森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房 コノミ」 移転から半年

店内の様子

店内の様子

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 「森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房 conomi(コノミ)」(所沢市上新井1)が西武池袋線西所沢駅から徒歩4分の場所に移転し、10月5日で半年がたつ。

お店の外観

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 もともとは所沢市中富で豆腐を製造していたが、その過程で出る豆乳やおからを処分するのはもったいないと豆乳やおからを使ったお菓子を作り販売するようになったという。現在、豆腐を販売する「狭山ヶ丘店」(東狭山ヶ丘1)と手作り菓子と豆腐を販売する「conomi(コノミ)」の2店舗を構える。同店は移転前も同じ所沢市上新井にあったが手狭だったこともあり、現在の場所へ移したという。

 店名の「conomi(コノミ)」は万葉集で「菓子」は「このみ」と読むという。「菓子」は木の実や果物のことで、「木の実」から森や自然をイメージし、自然のものから菓子を作る意味を込めた。外にはウッドデッキを置き、店内の商品棚には自然を感じさせる木の台を作った。

 商品はビスケットやシフォンケーキをメインにプリンやガトーショコラ、チーズケーキ。シフォンケーキ(各250円)はプレーン、ヨーグルト、黒糖、グレープフルーツ、紅茶など8種類を用意する。「ヘルシーで体に優しいのが特徴」と副所長の藤野海秀さん。

 農地を借り野菜を育て、地産地消に努めているという。カボチャやニンジン、枝豆など収穫した野菜は菓子作りに利用したり、総菜を作ったり、従業員用の昼ご飯として使ったりしているという。豆腐は「山下とうふ店」から仕入れるほか、水曜には同店で作った豆腐も販売している。藤野さんは「水曜を目当てに来店してくれるお客さまもいて、ありがたい」と話す。

 菓子と一緒にドリンクも楽しんでほしいと、アイスコーヒーやアイス豆乳ラテ、いちご・河内晩柑(かわちばんかん)・梅・紫蘇の炭酸割りも用意する。

 藤野さんは「店内にはイートインスペースやキッズスペースも設けている。いろいろな世代の人たちが集う『みんなのおうち』のような場所になれたらと思い作った。何年・何十年とお客さまが来店し、ほっと一息つける場所になれれば」と話す。「当店では障がいを持つ従業員がいるが、ここで経験したことが、どこかで役に立ち、自立するためのお手伝いができれば」とも。

 営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。

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