自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店「リメナスコーヒー」(所沢市日吉町)が5月1日で、リニューアルオープンから4周年を迎える。
もともと寿町にあった同店は黄色が目を引く外観だったが、4年前、「コーヒーストリート」と呼ばれる日吉町へと場所を移し、無機質、グレーの落ち着いた外観へと生まれ変わった。店名の「リメナス」は、英語の「LIMEN(ライメン)」=「閾値(しきいち)」と「NASAL(ネーザル)」=「鼻」を組み合わせた造語だという。
浅いりから深いりまで種類を豊富に取りそろえるコーヒーが同店の売り。店員の吉田明李さんは「生産国や豆によって味の違うコーヒーを飲み比べたり、一杯のコーヒーを味わったりして個性を感じてもらい、自分好みのコーヒーを見つけてほしい」と話す。
コーヒーは通年で提供しているもののほか、サマーブレンドやオータムブレンド、ウインターブレンドなどの季節ブレンドを用意。季節のイベントに応じたクリスマスブレンドやニューイヤーブレンド、バレンタインブレンドもある。3~5月は、ベースにやさしい苦みを感じるが甘くまろやかな「スプリングブレンド」(600円)を提供している。
コーヒーと一緒に楽しんでほしいと4月から、新メニューとしてイギリス発祥の「キャロットケーキ」(650円、持ち帰りは700円)の販売を始めた。ニンジンとフロスティングクリームの甘みにスパイスとクルミをアクセントにして、ニンジンが苦手な人でも食べられるように作ったという。
クラシックな「自家製プリン」(650円)も人気メニューの一つ。ビターなカラメルでリピーターも多いという。ほかにも「コーヒーゼリー」やドイツ発祥のお菓子「シュトレン」を並べる。
吉田さんは「コーヒーが分からない人にもおいしいと思ってもらえるように、コーヒーを好きになってもらえるように、まずはいろいろなコーヒーがあることを知ってほしい。どんなコーヒーが良いか分からない方でも、酸味や苦みなどの好みを聞いて、お菓子とコーヒーのペアリングも提案できるので、気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。
営業時間は13時~19時。