ラーメン店「麺屋HAKU(ハク)」(所沢市日吉町)が西武池袋線所沢駅西口から徒歩4分の場所にオープンして、9月1日で1カ月を迎えた。
経営するバイスリンク(東所沢4)の本業は建設業。機械を使う作業が多い仕事で、人との関わりが少ないという。社長の宮下直幹さんは「もっと地域と関わりたい、地域貢献したい」という思いがあり、人と接点が持てるものは何か考えたという。飲食店ならダイレクトに客の声が聞けること、ラーメン好きだったことから同店を開いた。
席数は、カウンター6席と2人がけのテーブル1卓の計8席。店内に券売機を置き、最初に食券を購入する。
「ラーメン屋っぽくないラーメン屋を作りたい」と内装やラーメンの試作は1年かけたという。店内はベビーカーが入れるよう設計し、家族連れでも気軽に足を運べるようにした。
ラーメンは、福島県郡山市のラーメン店「おかむら」や東京都西東京市の「麺や 谷口」からアドバイスをもらったほか、新座市の「村上朝日製麺所」にオリジナルの麺を考案してもらったという。こだわりは国産の地鶏を使ったラーメン。「白湯らーめん 塩」(900円)には豚肩ロースと鶏チャーシュー、小松菜をのせる。国産地鶏のガラやゲンコツ、豚の背骨などを「コクを出すため」に長時間煮込んで仕上げるという。
メニューは「らーめん しょうゆ・塩」(980円)、「昆布水つけ麺」(1,050円)のほか、「チャーシュー丼」(350円)、「卵かけご飯」(250円)なども用意する。
アルコール類は「白州」「山崎」(以上800円)や「響 ブレンダーズチョイス」(1,800円)、「マッカラン12年」(1,500円)などのウイスキーや「森伊蔵」(2,200円)、「村尾」(1,500円)、「魔王」(1,200円)など焼酎も取りそろえる。「ラーメン屋には珍しい酒類を集めた」と宮下さん。
宮下さんは「2回3回と足を運んでくれるお客さまの顔を覚える努力をしながら、一人一人のお客さまを大切にしたい。『所沢で白湯ラーメンを食べるならHAKU』と言ってもらえるようにしたい」と話す。「お客さまに満足してもらうのはもちろん、働くスタッフも楽しめる店作りをしたい」とも。
営業時間は、11時30分~15時、17時~20時。水曜定休。