学園祭「早稲田大学 所沢キャンパス祭2023」が10月22日、早稲田大学所沢キャンパス（所沢市三ケ島2）で開催される。

所沢キャンパス祭実行委員の皆さん

　今年は「Remake（リメーク）～所祭20祭～」をスローガンに掲げる。「Remake」には完全復活での開催で、コロナ前の盛り上がりを取り戻したいという思いを込める。「所祭20祭」には今年、同祭が20周年を迎えるということで20祭をかけ合わせた。

　コロナ前には例年約5000人が訪れていたが、コロナ禍ではオンラインでの対応や規模を縮小しての開催となった。実行委員会代表の堀井健斗さんは「先輩たちが作り上げてきた学園祭もコロナで思うようにできず、悔しい思いをした。20周年という節目を迎える今年は、たくさんの人に来てもらえたら」と思いを語る。

　当日はさまざまなイベントや企画を用意。「アトラクション企画」では人力で遊園地を体験でき、非日常を味わえる企画を用意。同キャンパスでは、「人との出会いや地域のつながりを大切にし、来場者との交流を目的に企画を考えた」という。このほか、「角川コラボ企画」「よっとこ販売」など外部との関わりを持った新しい取り組みにも挑戦する。角川コラボ企画では、同大出身の作家、三浦しをんさんとKADOKAWAの編集者である井上伸一郎さんによるトークイベントを開催。「よっとこ販売」では、所沢の名産品を販売するマルシェやスタンプラリーを用意する。

　今年は力を入れたという「芸能人企画」は、シンガー・ソングライターの宮川大聖さん（13時～）と2人組ユニット「FAKE TYPE.」（17時～）がパフォーマンスを披露する。

　同大のサークルやゼミ生などが出店する屋台やキッチンカー約15店が並び、フランクフルトや米粉を使ったベビーカステラ、焼きそば、たこ焼きを販売。いのしし鍋やサツマイモスティック、ステーキ丼、肉巻きおにぎり、竹炭フードなどの変わり種もある。

　実行委員会外務局長の小林万桜さんは「今年は自分が引っ張っていく学祭になるので、自分自身も成長しながら、お客さんも笑顔にしていきたい。より多くの人に楽しんでもらえたら」と話す。

　開催時間は10時～18時。当日は車の乗り入れができないため、西武池袋線小手指駅南口バス停よりスクールバス（無料）の利用を呼びかける。