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所沢の路地裏に洋風酒場「タコス&タパス トンボバル」 まちづくりにも一役

トンボバルの看板メニュー「タコス」

トンボバルの看板メニュー「タコス」

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 洋風酒場「TOCOS&TAPAS トンボバル」(所沢市日吉町)が4月22日、プロペ通り近くの裏通りにオープンした。 

店内の様子

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 経営するトンボカンパニー(所沢市緑町2)は現在、所沢市内で居酒屋や小料理店、牛乳食パン専門店など。ジャンルの異なる店を5店舗経営している。

 社長の向井正史さんは「ここ数年、コロナ禍で皆いろいろなことを我慢し大変な思いをしてきたので、陽気な店を作ってたくさん笑ってほしいと思った。ありそうでなかったタコスを売りにした店は、初体験でも手軽に楽しむことができ、コロナ禍では難しかった『手づかみ』で食べられるのが特徴。手づかみで食べると自然と上を向くタコスは誰もが陽気に明るくなれると感じ、店を開いた」と話す。

 店内は、カウンター、テーブル、テラスの立ち飲み席など約30席を用意。フードメニューは約30種類、アルコール飲料を含むドリンクは約70種類を取りそろえる。皮(トルティーヤ)から手作りする看板メニューのクラフトタコスは季節ごとに変える予定で、現在は「ポーク&スモークチリソース」「ラム&オニオンソース」「チキン&クレソンソース」「えび&タルタルソース」(以上、1ピース=462円、4ピース=1,759円)の4種類を提供する。

 タコス以外で向井さん一押しのメニューは「坂戸市尾島さんの無添加生ハム」(1,078円)。思いやこだわりを知り、共感する人だけに卸してくれるという坂戸から仕入れる国産の生ハムは数に限りがあり、希少な一品。「黒豚と塩だけ。無添加で作られており、芳醇(ほうじゅん)な薫りと熟成感を味わってほしい」という。他に、つまみやアヒージョ、パスタなどをそろえる。

 向井さんは「店は人通りの少ない路地裏にあるが、そこから生まれるコミュニティーやエネルギーにこそ魅力を感じ、あえて路地裏を選んだ。路地裏ににぎわっている店があると、街の幅が広がり魅力が増すように思う。飲食店はいろいろなものを発信できるし、街を変えられる存在」と話す。「これまで飲食店マップを作ったり、街のイベントに参加したり、地域の人と交流したりする中で、自分の店は街に生かされていると実感しているので、今後もまちづくりに貢献できるようになれれば」とも。

営業時間は17時~24時。

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